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天体関連興味暴発中 [天体]

銀河キューブの影響ではないけど、最近、天体関連の興味が暴発しつつある。
天体観測に関しては、小学校時代からそれなりに興味があった。
小学校3年生の分際で「天体望遠鏡ハンドブック」という大人の読む本を眺めていて、ゴトーの望遠鏡がいいとか、タカハシのアポクロマートがいいとか、結構知っていた。
結局、親にせがんでビクセンの(安物の)60mmの屈折経緯台望遠鏡を買ってもらったりはしたのだが、月や火星、木星ぐらいしか見た記憶がなく、それ以外はさっぱりだった。もちろん、カメラとかも持っていなかったので単に見るだけ。
星って、見た瞬間はワクワクするけど、それっきりでやはりいろいろ見るモチベーションは湧かなかった。もちろん、買った機材が安物だったため、星がすぐに逃げたり、がたついたり、星をみるより機器の調整の方が手間取ったりしていた。
その望遠鏡もレンズにカビがはえてしまって、それっきりになってしまった。

その後、ハレー彗星や、火星の大接近や、月食とか、さまざまな天文現象があり、4年に一度は「天文年鑑」を買って、天文に対する興味を維持(意地?)していたが、今年、日食があるということで、日食撮影用フィルター(ND10000)を買ったりして、ちょっとだけ天文向け興味が触発されていた。

残念ながら日食は天気に恵まれず、ずっと見ることはできなかったけど、時々雲の隙間から顔をだした太陽を何ショットかとらえた。まぁ、そこそこの写真だったかな。

ま、そういうことで、2009年に天文の興味はそこそこ拡大してきたのだが、よくよく考えてみると今までの経緯で、天体の興味は、「星を見る」ということより、「星を見るための過程」に重きがあったことに気がついた。
要は、星を見るための手段の望遠鏡探しや方法を考えるのが好きだということだ。

確かに、どの望遠鏡がいくらぐらいで、どれくらい星が綺麗に見えるとか、を調べたりするのは好きだったような気がする。
ただ、実際の観測は、望遠鏡を運んだり、そこで赤道儀の調整したり、等々、面倒だし、夏場は蚊がうるさいし、冬場は寒いし、あまり好きでは無い。
いくら個人で機器を揃えても、ハッブル望遠鏡とかで撮られた写真には絶対かなわないし、それでもって、がっかりするのもわかっている。

じゃぁ、何を醍醐味にするかということだが、一つは、直に自分の目で星と触れあうということにポイントを置いた。
そのアクションとしては、今まで全然手を出していなかった双眼鏡(Nikon アクションEX 7X50CF http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000PKHRM4/ref=ox_ya_oh_product)をゲットし、とにかく自分の目でいろんな星を見ようと試み始めた(まだ双眼鏡ゲットして1週間も経っていないので、数回見た程度だが...)。

二つ目は、星図ソフトの攻略。
これまでMITAKAとかで星のソフトは動かしていたけど、本格的な星図ソフトは持っていなかった。
Wikiで使われているPP3っていうTexの星図ソフトをMacで動かそうとしたけど、うまくいかなかって、結局SkyChart(http://www.ap-i.net/skychart/start)という、フランス製のフリーウェアを見つけた。
まぁ、海外ソフトなので、案の定英語表記だったけど、星関連の英語表記は全然わからない。星座名とか英語で言われてもさっぱりぴんと来ない。結局、言語対応機能使って、主要部分の日本語化をした。
このソフトは、(MITAKAと比べて)プリントアウトもちゃんと出るので結構いい。もちろん惑星の位置もちゃんと言ってくれる。

三つ目は、これはまだ途中段階だけど、レンタル望遠鏡の利用だ。
そこそこの写真を撮れる機材を揃えようとすると、望遠鏡のスペックは、10cm以上、赤道儀、オートガイド、冷却CCD、等、やはり100万円は覚悟しておかないといけない。それだけの機材だと重さも相当だし、置き場所、メンテもかかる。それに、どれだけ根気が続くかもわからないし、導入のリスクは非常に高い。
どこかにインターネットで使えるレンタル天文台があるだろうと思って探したけどなかなか見つからない。結局探しまくって、誰かのblogにそれらしきキーワードがあるのを発見。
その名も、GRAS - Global Rent-a-Scope (http://www.global-rent-a-scope.com/)(そのままやん!)。
但しALL英語サイト。ビデオチュートリアル(これも英語)あって、結構親切に説明してくれている。

タカハシのTOA-150(15cm屈折、冷却CCD)なら、1時間2,000円で使える(TOA-150の設備総額は250万円ぐらいかな?)。
費用は従量課金で、望遠鏡を使っている時間でリザーブされる(望遠鏡を動かしている時間、処理している時間も含めて)。例えば、カラーでアンドロメダ銀河を100秒撮影すると、総時間12分ぐらいかかって、1,200円ぐらい。
高いと言えば高いけど、250万円で設備を導入すると、撮影だけど2,000回は同じ条件で撮影できる。
何故か日本からのユーザはあまり多くない用で、混み具合は、まぁボチボチかな?
今はまだトライアルで使っているけど、それなりの画像が撮れる(写真参照)。
G3-tfuruichi2704-Andromeda-W-100-C-35-X1-Color-001-UT113731.jpg
とにかくいいのは、望遠鏡さえ空いていれば、自分の家でオーストラリアやメキシコの空を眺めることができるということだ。
ガイドも、星雲や星名を名指しで指定することもできるし、非常に便利。

じゃ、レンタル望遠鏡で各人が工夫することと言えば、何の星を見るのか、どれくらいの露光時間を使うのか、どんなフィルター使うのか、何回撮影するのか、ぐらいで、時間と設備はお金との相談だけになる。
撮影したデータは、jpg変換は勝手にしてくれるけど、冷却CCDのRAW情報であるFITSデータももらえるので、自分で処理とかできるので、あたかも自分で冷却CCDを買ってやることと同じこともできる。
(ただ、綺麗な写真が欲しいだけなら、GoogleEarthから無料の綺麗な画像データをもらってきたらいいだけなのだが...  じゃ、何のために自分で写真とるのだったっけ? 段々と言っていることが矛盾してきた。)

まぁ、世の中便利になってきたということかな?
しばらくは、レンタル望遠鏡中心に「エセ天文マニア」を演じてみよう。
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