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Winnyの技術 [新技術]

最近、ちょっとしたことで、もう過去の技術となった(と思われている)、Winny関連の本を読んでいる。
一冊目は、開発者であり、裁判でややこしいことになっている、金子氏が書いた「Winnyの技術」。二冊目は、「Winnyはなぜ破られたのか」。
これまでも、WinMXやWinnyに関して、調べることはあって、どういう原理で稼働するソフトウェアであるかは軽く知っていたけど、知れば知るほど、奥が深かった。
Winny自体は、著作権関連でやり玉に挙がっているが、そのソフトウェア技術は結構高いモノである。特に、一人で発想・企画して、一人で開発、保守、するなんて、相当なもんだ。
インプリされているP2P技術も、良く考えられたもので、今回のゴタゴタはたまたま運が悪かったのだと思う(スゴイ技術を一般人が著作物収集に利用しただけ)。

物理ネットワークの中の、論理ネットワークというような概念になるのだと思うけど、サーバー・クライアント型でない、ネットワーク・トポロジーを構築できたということは画期的。

Winnyがいい方向に進化していれば、商用SNSとか通信手段は、新しい進化をしていたかもしれない。
そういう意味では、この事件は、ソフトウェア技術を阻む、ゆゆしき事態かもしれない。

今のソフトウェア・エンジニアが、「P2P = 悪」という印象を持たないで欲しいと思う。
新しい概念の「ネットワーク・トポロジー」は、今の閉塞的なネットワークを打破して、新しいステップに展開すると思う。
タグ:Winny P2P
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